批評会(9月21日)

題名: プレミアムなフライデー

作者:花之咲真

質問事項:①面白かったかどうかの率直な感想をお願いします

     ②良かった点、悪かった点、改善点などを教えてください

 

l  率直な感想としては面白かったです。発端シャッフルで与えられた出だしからループものに繋げてこのストーリーに繋げていくのは凄いと思った。

l  ループ部分もテンポ良く繰り返しているのが良かった点。

l  面白かったがオチを読み間違えてしまった。

l  ループものとしてオチが綺麗。

l  短い部分は短く、重要な部分は長くという文章量の配分が良かった。

l  同ジャンルの先行有名作品との差別化を図るために最後の描写をもっと長く、葛藤などの心の動きを。

l  恋人との会話に個性を出して欲しかった。

l  スラスラと読めるのは良い。

l  オチが読めてしまったのが残念。

l  情報の開示がちょっと遅くてアンフェアに思えた。

l  繰り返しているにしては解決の策が思い浮かぶのが遅いと感じた。

l  数字の表示の仕方が漢数字・算用数字入り乱れていてこんがらがる。

l  「ループ」に+して別のマジック(非日常要素)を入れるのではなくループだけでやっているのが良かった。

l  わかりやすくて良いとは思うが、唐突に始まる異常事態に対して順応しすぎ。

l  通り魔にあったときの緊張感が足りない。ぼーっとしているときの体感時間が表現し切れていない。

l  可もなく不可もなく。ループの脱出のキーがスマホと単位というのに違和感。彼女を最優先に考えたら早くにそれらは視界から抜けるのでは。

 

【作者から】

自分も書きながら思っていたのが「ループものにありがちなストーリー」。次は個性を出していきたい。

テンポが良いという評価も多かったが、もっと重要なシーンに文章量を割けたら良かったのかと。

 

 

 

題名: そらのいろ

作者:上井深花

質問事項:話の展開で違和感を覚えるところはありましたか

 

l  ミスリードで違和感とかに気が行かなかった。

l  見え方にフィーチャーされているが、色盲ではない?

l  彼氏に違和感。分かれるときに「目が気持ち悪い」と言う強烈なキャラクターなのに扱い方があっさりしすぎている。

l  電話を掛けておしまいなのが違和感。

l  目がキーワードになっている意味が読み取れなかった。

l  全体的に話が綺麗に進んでいるが、話の不思議な雰囲気に合わない現実的な話が所々にあった。

l  全体を纏めていうと「何を書きたかったのか」。結末がどうなるのかなどが疑問に思って入り込めなかった。

l  いちいちくどい言い回しが多くて読みづらかった。

l  意味の重複するような文章が多くて無駄に感じる。話を転がしていくのに邪魔で、もっと書いておくべきことに入れておくべき。

l  ただ、彼との馴れ初めの部分は多すぎず少なすぎず、流れるような文章。

l  唐突なである調や「そんな」などの前の言葉を受ける言葉が多すぎ。

l  難解な漢字が使われている割に常用漢字がひらがなだったりとちぐはぐ。

l  主人公の変化などの描写が不足。

 

【作者から】

 

色々な批評をありがとうございました。基本的なストーリーとしては、彼氏に目つきのことを言われて、「自分の見え方がおかしいのか」に悩んだのだが、男の子との出会いで「見え方が人そろぞれ違っても良いのか」と心が軽くなる感じを出したかったが、上手く伝わらなかった。