批評会(6月8日)

題名: あしたのはなし

作者:(匿名企画)

質問事項:最後、やめた理由は明確にした方が良いですか?

 

l  三人称が下手。一人称で書いた方が良い

l  「何気ない日常だが人は急に死ぬ」ということには共感

l  Botに落とし込んだのは上手いが、最後がくどく、それでいて明確にしない

l  逆にその明確にしない(予想させる)のが良い

l  「誰々が死ぬbot」を明るいグループに所属している主人公が運営するというギャップが良い。ブラックさ

l  意味の分からない怖さが良かった

l  考える余地があった方が良いので明確にしない方が良いとは思うが、何か考えがあるなら言って欲しかった

l  一回目読んだときは「何故自殺したのか」が分からなかった。ここには想像の余地がない

l  Botなど「自動」のこだわり?

 

 

題名:彷徨

作者:十三

質問事項:あなたは後ろを振り返る方向音痴ですか、それとも行くところまで突っ切る方向音痴ですか、あるいは全く道に迷いませんか。

 

l  いつも暗示的だったのが今回は普通に終わって珍しいと思った

l  切っても切れない人の縁、と言うのを描いたならばとても良くできていた

l  自分は道に迷うと調べるが、調べるツールがなければ「振り返る」と思う

l  最初の一文がユーモアかと思ったが、読んでいくと本当に靴が喋ってびっくりした

l  最後は「オーソドックスでいい」か「もう一ひねり欲しい」か分かれる

l  毎回思うが地の文がとても上手い。すらすら読める

l  ダークSF・ダークファンタジーが多い中でオーソドックスだったのが良い

l  オチがキレイ

l  靴が喋っているのがコメディチック。「あばよ」などの台詞も現実にはなかなか聞かない。キャラ付けができている

l  靴を拾いに行かないのでは、と思ったが結局拾ったのが意外だった

l  ハッピーエンドな終わり方で良かった

l  靴の仕草(心理表現)が「靴だな」と思い出させてくれる

l  光景としてはおかしなはずなのに、日常会話として進んでいく。読みやすく、良い作品

l  道に迷うときは「突っ切る」時が多い

 

l  ※作者「坂を下ったあたりで描写の抜けがあった」