批評会(10月23日)

作品名:転校生

作者名:夢魔満那子

質問事項:展開に無理はなかったですか?(特に後半)

 

質問の回答としては


・ムリはない。予想ができた

・「クトゥルフ神話」的な展開を意図して行っているとすれば、読者が「クトゥルフ神話」について知らない場合、理解しにくいのではないか

・「イグ様」の登場するシーンのあたりで、「クトゥルフ神話」が元にあると理解でき、それにより後半の展開が受け入れられるものになっているように思う

・ラストシーンの場面で、主人公が呪文をとっさに唱えられるきっかけがあればより自然になったのではないか

・ムリがある。学校側が無能すぎるのではないか

 

などがありました。

 

また、


・タイトルがミスマッチだ

・後半にもっと見せ場がほしかった

・過去形なら回想の形をとるのがよいのではないか

・面白みに欠けた。犯人が分かり切っているためではないかと思う。しかし、よくまとめてはいる

・プロットに対する長さが足りていない

・前半は省いてよい。そうすることで、学校や館の説明をカットすることができる

・館のサスペンス感がもっとほしかった


などの指摘がありました。

 

そのほかの感想や肯定的な意見としては


・館に侵入してからは部屋の描写と行動の繰り返しになっており、ノベルゲームのようだった。単調だがイメージしやすかった

・終わり方が好みだった

・淡々としつつ不気味な感じで好みだった

TRPGに似てる

・二回目友人がいなくなるときに、ふつうなら警察へ行くのではないか。ここでいかないあたりも、ゲームらしい要素を含んでいるように感じた


などがありました。

 

作品名:撃砕鉄鬼ガルマルム

作者名:うかり剛

質問事項:主人公の名前がないことに違和感を感じませんでしたか

 

質問の回答としては

 

・なかった。質問事項を聞いて、初めて気が付いた


などがありました。

 

また、


・視点の寄り方が急に変わるのが、小説としてはわかりづらい

・地の文で、同じキャラクターを示すのに、「おか子」「自分」「少女」と何度も言い換えていて、わかりづらかった。

・いつガルマルムを装着したのか、描写がほしかった

・何がしたかったのかがわからなかった。要素がミステリーだが、謎を解決するまでがミステリーではないか

・キャラクターの行動原理がわからなくて感情移入ができなかった。たとえば、探偵のセリフで「殺せなくて残念」とあるが、これは探偵としてふさわしくないのではないか

・ページ数が足りていない

・悪役にふさわしい魅力が必要だ

 

などの指摘がありました。

 

そのほかの感想や肯定的な意見としては


・タイトルがかっこよい

・おもしろかった

・タイトルのデザインがすごかった

・探偵とカゼマキとの確執について気になった

・違和感はなかった。

p11からテンションが変わっており、ギャグと捉えて笑えた

 

などがありました。