批評会(5月29日)

作品名:染みだした青

作者名:団栗鼠

質問事項:①普通の家庭の中にある狂気が描けていましたか

②視点の切り替えは自然でしたか

③二度読みしたくなりましたか

 

質問の回答としては

 

・描写は普通すぎるくらい。狂気はない

・切り替えは自然

・二度読みしないとわからない

・所見では切り替えびっくりした

・狂気を出すなら現在形のほうがベター

 

などがありました。

 

また、

 

・近所の人視点パートで、母親がひきこもっている伏線がほしかった

・近所の人パートわかりづらかった

・文体が変わっていないので視点わかりづらい

・叙述トリックは失敗しているのではないか。最後に解決ではなく、疑問が残っている

 

などの指摘がありました。

 

そのほかの感想や肯定的な意見としては

・鳥についての伏線はうまい

・丁寧できれいな文

・トリックに気づくと、家庭の病者がこわく感じた

・妻と夫はかきわけできててすごい

 

などがありました。

 

作品名:分岐点

作者名:白あん

質問事項:①印象に残った文はどれでしたか?

②わかりにくい描写はありましたか?あればその部分を教えてください

③写生文でお勧めの作品があれば

 

質問の回答としては

 

・わかりにくい文ない

・良い文だと思った

・理論的には評論とか

・川端康成おすすめ

 

などがありました。

 

また、

 

・「わざとらしい」「やすっぽい」直接描かずに表現するとよい

・マッキー 急に現代で浮いていた。ペンキのほうがよかった

・曲の後の「なぜかはしらない」はよくわからなかった

・「ピザ屋に押された」のか「出口に押された」のかわからなかった

 

などの指摘がありました。

 

そのほかの感想や肯定的な意見としては

 

・ステンドグラスと川の表現好き

・写生文というより散文

・すらすら読める

 思考の流れがあるから

・書き方が好みだった

 

などがありました。

 

作品名:巡る春に咲く

作者名:宮市果穂

質問事項:

①もっとこうした方がいいというところがあれば教えてください(文章・ストーリー・キャラなどなんでも)

②文体がきれいな作家や作品を知っていたら教えてください

 

質問の回答としては

 

・序盤の情景もっとあっさりしていい

・先輩との会話もっとあれば

・なぜ一人称?→必要がない

 三人称でも問題なく内面描写できるし、文体に合う

・もっと伏線をはるべき。兄の表情描写、前の方にほしい

・いろんな作家の小説を読むとよい

 

などがありました。

 

また、

 

・理由がすぐうしろにきている

・伏線が少ない

・父親についての描写不足が見受けられた

・設定とってしまえばいいものがある。多すぎる

・出だしとうしろの描写量のバランスが良くない

 

などの指摘がありました。

 

そのほかの感想や肯定的な意見としては

・話の運びが良い

・ストーリーはまとまっている

・小道具がきれいだった

 

などがありました。