作品名:アンジュの林檎
作者名:冬原 燎
質問事項:
キャラ2人の良いところ、悪いところを教えて下さい。キャラを魅力的にするにはどうすればよいでしょうか?
質問の回答としては
・ ルークのネーミングが良い(光を運ぶ者、の意味?)
・ イブに感情移入して読めた。共感しやすいキャラクターである。
・ 女の子の描写がよく、キャラがたっている。対してルークのキャラクターは薄い。
・ キャラを立たせるには、文体、セリフ、キャラの行動原理、名前、が重要であると考える。
・ 目線が一人称のみのため、キャラが立ちにくくなっている。
・ 女性キャラ(イブ)の個性が強いので、対比で男性キャラ(ルーク)の個性が薄くても良いのではないか。
・ ルークの描写がないことで、ルークはだれにでもなれる、という効果が生まれている。
・ ルークがはじめからイブに好意があるのはよくない。異次元の優しさを出す場面が必要ではないか。
・ 暗い部分を描くことで、ルークのキャラが立つのではないだろうか。
・ 対立構造を使ってみるのはどうか。
などがありました。
また、
・ 全体的に詰め込みすぎている。
・ 外国名のキャラクター名と日本を想像させる作品内の舞台がちぐはぐの印象を抱かせた。
・ 夢の描写の裏付けがなされていないため、ふわふわした印象になってしまっている。
・ なぜイブがルークを好きになったのかがわからなかった。
・ ルークがクラス会に行けないほどお金がないという家族内の事情や、ルークとイブが同じ日に夢を見たとき、イブが名前をつけて持っている剣をルークも持っている(違う人の夢の中に同じ剣が出てくる)など、不可解なシーンが見られた。
などの指摘がありました。
その他の感想や肯定的な意見としては
・ 良い質問事項
・ 構成がきっちりしている。
・ 文の長さが丁度よい
・ 最初の詩のセンスが良い。続けてほしい¥。
・ 続きが気になる内容。
・ 最後にセリフで終わらせるところがよかった。
・ 考える余地を与える場面の描写があった。
・細かい描写はよくできている。
などがありました。
作品名: Daily World Student
作者名: Air-Star
質問事項:
①「戦争」「大学」「就職」はどういう意味を持っているか、あなたなりの解釈を教えて下さい。
②この物語内の状況について、あなたはリアリティを感じましたか。また、その理由も教えて下さい。
質問の回答としては
・ 戦争=漠然とした日本終わり・不安、大学=その過程、と考えた。
・ 戦争=漠然とした不安、就職=戦争に巻き込まれること、と考えた。
・ 日本の大学や物流の止まっている描写などにより、リアリティが感じられなかった。
・ 緊張感が足りないため、リアリティがないと思った。
・ 戦争=見えない不安、就職=社会の歯車、大学=就職までの自由時間、と考えた。
・ 今にも起こりそうな戦争の描写がリアリティを感じさせた。
・ 大学=精神の自由・個性を持っていられる場所、就職=個性を殺すこと・大人になること、戦争=大人にさせること・少数を減らすこと・弾圧、と考えた。
・ 戦争=不安、大学=現状、就職=現実、と考えた。
・ 戦争=関わりのないところのゴタゴタ(政治とか)、 大学=モラトリアム、就職=将来、として読んだ。
などがありました。
また、
・ 単にSFとして読むとさっくり終わってしまう印象。
・ 未来(登場人物)が綺麗すぎる。世界観のアクセント。
・ モラトリアムに関わる描写に矛盾を感じた。
などの指摘がありました。
その他の感想や肯定的な意見としては
・ 戦争をビジュアルで見えなくして、恐怖をあおっている。
・ 「禁煙ですよ」というセリフの部分で、自然にキャラクターが登場してくるところがよかった。
・ 最後に出てくる戦争っぽさが好き。
・ 戦争と日常の比率がよかった。
・ 手塚治虫の漫画を連想させた。
・ 今居の反面教師的な諭し方がよかった。
・ 新入生向けっぽい
・ 主人公(今居)=諦め・焦り、未来(登場人物)=がんばっている存在、として読めた
などがありました。
コメントをお書きください