作品名:夏草
作者名:山本葉助
質問事項:会話とストーリー展開で不自然な点があれば教えてください
☆作者から
自己分析で「展開が早い。場面展開が速い」と思いました。
☆批評
・展開の速さ、ストーリー展開もちょうどいい
→これ以上長くすると冗長になりそう
起伏がないので読んでいてつらい?
会話に関して:不自然な点は特になし
P80 上段 登場人物の服装描写に関して
→入れる必要はない?
服装描写に関して
→抜いても読めちゃう。今後の展開にかかわらない
→書かない方が読みやすい
P80 下段 曇天が~
→最初に小説的な硬い表現を入れると読みにくい
最初は平易、後から修辞的な表現を入れると良い
・会話:ストーリーに関して
描写に関して:行動から情景、情景から行動と変化が多いので簡潔にまとめた方が良い
女性の正体:念を押しすぎ。人間ではないものの示唆が過剰
→もう少し削ってもいいのでは?
全体的に完成度は高い
P79 恭介くん
作者から;『レイン』のキャラから
・不自然:言葉遣い
→P79 右下
優一は~ 意味がとりづらい
P81 中段 ようだが重なっている部分
展開:雨宿りから講堂への移動の部分
→上手くイメージ化できなかった。
・会話、ストーリー展開:不自然なものはない
ぶつ切り感がある→作者の書きたいことを列挙しているだけ
→それをつなげる努力が足りていない?
キャラクターの行動意図が雑、唐突な感じが否めない
女性キャラに関して人間味がない
「~のように」の表現が多い → はっきり提示した方がいい
モノトーンの世界だった。で良くないか?
~ではなくて、○○の表現。→~ではなくてが情報として頭に残るので、もっと凝らして書くといいのではないか?
・P79 中段 家を出た~ の文 「もはや」→表現意図がわからない
→修飾語句をもっと洗練させて使えるといいのではないか?
・情報を出すタイミング
→「茜」のキャラの情報を出すタイミング
三人称だったら、断言した書きの方がいい
☆作者から
行動、情景、行動、情景→の繰り返し
平坦→昔から指摘されているので本気で意識して直さないと
書きたい描写のぶつ切り感がプロット段階でもあるので、もっと練っていきたい
作者名:娼婦マルグリッテ
作者名:虹男
質問事項:①人物描写について気になったところはありますか?
②意図がわからない文章はありましたか?
③扱っている要素にふさわしい雰囲気を出すにはどうすれば良かったですか?
☆作者から
やりたかったこと:高級娼婦に関する本を読んでいて、高級娼婦っていいなあと思った。
エロい描写をせずにエロさを出す
叙述トリック
設定を裏に作って、書く
→長編に向けての練習
問答を書くのが大変だった
舞台:16世紀ヴェネチィアをベースに、さまざま肉付け
異次元にすっちばす感じ
処女のルビ→造語
ヴィエルジュ→ヴェイジェルジュの方が日本語っぽい
☆批評
・雰囲気:叙述トリック→成功している
前半に集中している
→設定は読者に対するブラフ 雰囲気は出ていた
描写が直接的→
人物:視点人物は没個性になってしまっている
意図のわからない文章:白く輝く金糸~→なんだろう?
肉付きが幼い⇔なまめかしい 反発的な文章が多い
高級娼婦が未成熟で幼いのは実際にはないよね?
・雰囲気:隠喩や換喩の使い方がうまい
作品によって用語の選択をするのが上手い
設定:アルス・アルフォンソとコルテージュとの関係
叙述トリックに関すること
イメージを使って主人公を男と錯覚させるのは上手い
→読者には男であると念を押す描写が多い
キャラの年齢がよく分からなかった
P78 上段 御伽噺→日本の蜘蛛の糸だよね?
・導入:官能 中盤:ミステリ 終盤:意味深なことを話し始めたなあ ラスト:叙述トリックのオチ
→何がしたかったの?
・叙述トリックに気づいたがどうか:気づきませんでした
→何の話をしてるんだろう? よくわからない
なぜか?:最後を読まないと面白さに繋がらない
→その前までの細かい描写に気を付ける
P75 下段 「尋問、そして“確認”を」 →オチがわかるセリフになってしまう
→主人公が失敗してしまう。
傍点をあえて打たない選択も必要
時代考証について
→男の方が高級娼婦 10~14歳の子→旬が短いので高級 男娼は十分あり得る
雰囲気P76 上段 若者たちの華々しい恋話、浮世離れした芸術作品
櫛の描写→ 材質の言及をすれば多少時代が判明する
キャラの名前に関して:アレス→軍神 パワフルな神様
作者:騎士っぽいから使った
サロンの概念→17cフランス
・雰囲気:なんかおかしかった
叙述トリック
→P75 マルグリッテの外見に対する描写
しつこい外見描写について
→盛りすぎ
作者から:狙ってはいるが、筆がのった
いらぬ誤解を生む
愛の部分の描写
→マルグリッテが騎士を欲しがっていた
理由:マルグリッテからしたら「愛」は共感
→主人公とマルグリッテの状況が似通っている
アレスさんの口調が安定しない
娼婦マルグリッテシリーズのアルス編
道理が合っていない → 表現がおかしい
エロくはなかった
三人称の方がいい
・大げさな表現と簡潔な表現でばらつきがある。
読点を打つ場所を凝らないとだめ
☆作者から
反省点:マルグリッテを書きたかったので、アルス丁寧に書けなかった
一人称にした理由:アレスの内面描写を書きたかった
超すごい人物+マルグリッテ書きたい欲→盛り込み描写
もうすこしアレスの女を匂わせる描写を増やしたかった
肉付き⇔隠微な感じの対比について
→形容詞に頼りすぎた
マルグリッテはアレスを煽っている
→アレスの内面描写を書きたかった。
現支部長、副支部長の作品を取り扱いました。
両作とも非常にフェティッシュを感じるもので五月雨先生は非常に楽しめたと申しておりました。
タバコを吸ってる女性って魅力的よね ※ただし(ry
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