冬合宿(3月5日)

こんにちは。空夏です。二度目の投稿になります。

その前に前回が初投稿だったもので、どれくらい間隙が開くかわからぬままに改行を重ねた結果、記事が無駄に長くなってしまったことをお詫びします。今回は引き締まった文章を書く所存です。すいません。

 

 

それでは冬合宿二日目に執り行われた、批評会についての報告をさせていただきます。

 

 

小雨が降るなか人により水族館イベントが発生した二日目。

この日の批評会にて扱われた作品は、椛滝秋乃さんの『林海都市の魔法使い』でございます。

 

質問事項「お兄さんはかっこよかったか?」、「キャラクターの絡みを増やすとしたらどこにシーンを増やすべきか?」です。

 

批評会ではこの作品に対し、

・冒頭、つかみの部分から上手く読者を引き込んでおり最後まで楽しめた。

・難しい単語・作中の専門用語があってもサクサク読めるように書かれているのが良い。

・一人称みたいな三人称で心情が伝わりやすい。

・特有の設定をギャグに応用している技術が素晴らしい。

・セリフの中にある句読点からも心情が読め、わかりやすい。

・戦闘では序盤に比べて終盤が想像しにくい。

・ダブルヒーロー・ダブルヒロインの形をとってみても面白いのではないか。

・『!』『?』に頼り過ぎている気がする。

・『()』を使って心情を直に表すのはアリなのか。

・世界観の作り込みに粗が残されている。

・プライマルがどれだけ希少な存在なのかが理解しにくい。

・魔法の描写がわかりづらい。

 

また、質問事項に関する意見では、

・お兄さんの二面性、信念を貫く姿勢がかっこいい。

・お兄さんの雰囲気がかっこいい。

・確かにかっこいいが、そう見えて当たり前の立ち位置に立っているからというのもある。

・主人公の方がかっこよく見えた。

・「同じ人間」の話はもう少し増やせたのではないか。

・日常での兄弟をもう少し見たい。

・朱夏と颪のやり取りをもっと見たい。

などの意見が寄せられました。

 

 

 

『林海都市の魔法使い』は世界観が壮大でストーリーもしっかりしている濃厚な長編です。所々に改善の余地があると思われる点があるものの、批評会でも高評価が上がることが多かったような気がします。個人的にも、読み始め辺りから文章の巧みさや作品世界の魅力に引き込まれてしまいました。批評会中、椛滝さんの言った、「この世界観とはずっと付き合っていくことになるだろう」的な発言がとても印象に残っております。

 

 

冬合宿二日目の批評作品は以上になります。三日目も空夏が担当することになっておりますので、最後までお付き合いください。