批評会(12月20日)

みなさん、お久しぶりですね。渉外の森本です。

 

今年の春くらいでしょうか会計の松葉君から『SWAN SONG』というゲームを借りました。
長いことHDDの中に眠っていたのですが、大学も冬休みになり時間ができたのでじゃあやってみようかなと起動させたらあまりにも面白くて一日で終わらせてしまいました。ここで感想を書くと批評会の報告できなくなりそうなので、
『SWAN SONG』の感想は気がむいたらチラ裏にでも投下します。いや、ほんとはネタバレ覚悟でいろいろ書きたいのですが、ここは批評会の
報告の場であり公事と私事は区別しないといけませんよね。今回はほとんどない自制心を一生懸命働かして辞退しておきましょう。

 

さて12月20日に行われた2013年最後の批評会作品はこちらの二作品となります。『落合正二は奮闘する!~とある秋の放課後』『トライ・アングル』
それではこれらの作品をサークル員はどのように批評したか見てみましよう。

一作目は『落合正二は奮闘する!~とある秋の放課後』作者 空夏志真秀 質問事項 「俳句におかしい所はみられたか文章でおかしい所はみられたか」

この作品では以下のような批評がありました。

・ルビをふるとよい・わかりにくい比喩があった・「です・ます」調で進んでいる狙いがわからない・セリフで登場人物の性格を表現しているが後半に役立っていない。三点リーダを使いすぎな箇所がある・終盤に俳句に関連するオチをつけてもよかったのでは
・俳句に違和感はない・セリフ調を途中で変えると登場人物がわかりにくくなる

 

俳句を作品に入れてくるのは三文の歴史の中でも珍しいのでは、過去の作品で俳句を取り扱っている作品があればどなたか教えてください

 

二作目は『トライ・アングル』作者 富津維太郎 質問事項 ①「視点・変更の頻度はどう感じたか」②「男子キャラの書き分けはできていたか」
トライ・アングルの訂正としてp135上段右から9行目「五時からは」→「六時からは」p137中段右から2行目「六時になったら」→「五時五十分になったら」

この作品では以下のような批評がありました。
 
・視点変更の頻度は多い・男子キャラの書き分けはできていなかった・オチが弱い印象、なぜならドラマ性がない・長い作品となるとストーリーが欲しくなる
・キャラの性格とストーリーが離れていて印象に残りにくい・誤解を読者に与える表現がある・男子キャラの性格があまり書き込まれていないので混乱する
・キャラの口調がぶれる・作品の特徴として主人公にだけ優しい世界となっている

 

富津さんならではの大増ページの作品でした。ここまで書かれた人は近年でもあまりいないのでは。

 

以上の作品となりました。次回の批評会は新年初めてとなります。初批評会は一体どんな作品となるやら。

2014年の三文文士会もどうぞご期待ください!