批評会(11月8日)

記事を書き上げたところでバックスペースを押してしまい、本文が全て消えてしまったのでとても落ち込んでいる会計です。申し訳ないですが、少し短めに活動報告をさせて頂きます。

 

今週の批評作品は、五月雨空星さんの『惜しみなく愛を求む』、竜胆芳野さんの『企画総括』、空夏志真秀さんの『ナツノヨゾラ』です。いずれも夏号掲載の作品です。

 

 

惜しみなく愛を求む』の質問事項は「気に入った文、フレーズ、表現はありましたか」です。質問に対する批評は

 

「愛は円環」「調律を楽しんだ」など。

聞こえがいいだけの文が多い

 

などがありました。その他の批評は、以下のとおりです。

 

・愛を語ってはいるが、中身は薄い。

・主人公の思想と行動が乖離している。

・過程がきちんと描写されていれば、もっと納得のいく作品にはなるが、それには5ページ以上が必要→テーマが短編向きじゃない。

・文章、表現などを良く見せようとしていて、それが逆にむず痒い。

・死生観や愛をテーマとする場合は、ボトムアップが必要。自分の知識や思想だけで押し通すのは難しい。

・シーン毎につながりがない。

・躊躇わず、ここまで自分の書きたいことをかけているのはとても勇気がいることなので、その点については高く評価したい。

 

テーマがテーマなので、厳しい意見が多いように感じました。

 

 

企画総括』の質問事項は「指定した文章について、何か問題はあったか」です。以下は質問にたいする答えも含めて、主な発言内容を記します。

 

・文体が確定されてしまうと、大分話の方向性が絞られてしまう(文末の「だろう」など)

・雫が落ちた、という部分については反対意見もあるが、こういった制限はむしろ、挑戦する気が湧いてくる。

・(テーマ創作を断念した理由として)ネタ被りやテーマにとらわれてしまう危険性を省みてしまったため。→世界観が絞られてしまう。この狭まった世界観で差を出そうとすると、5ページでは難しい。

 

 

続いては、一般創作の批評です。

ナツノヨゾラ』の質問事項は「面白かったか。ちゃんと書けてたか。全体的にどこか改善点はあるか」です。質問に対する返答として

 

・やってることは面白いけど、書いてあることは面白くない。

・つっかかる表現(作風に合わない堅い表現)が多く、一文が諄い。音読してみると、自分でも不自然な点に気がつきやすい。

 

などがありました。その他の批評は、以下の通りです。

 

・姉の努力をもっと描写すると、弟の気遣いや頑張りも浮き出てくるのではないか。

・姉弟の距離感がとても良い。

・会場への移動の描写をもっと丁寧に。

・重複や、余計な文章が散見される。

 

作品の内容については楽しめたという意見があった反面、文章面については改善点がたくさんあるという批評が多かったようです。

 

以上で今週(先々週)の活動報告を終わりにします。記事を担当する役職の皆さん、魔のBack spaceには気を付けてくださいっ。そんなドジを踏む愚か者そうそういないと思いますが……