批評会(10月25日)

こんにちは、会計の松葉です。部員の皆さん、明大祭お疲れ様でした。来訪してくださった方々、ブースに顔を出してくれたOBOG、お忙しい中時間を削ってまで来て頂き、ありがとうございます。予想よりもたくさんの人が来てくれて、本当に嬉しい限りです。俄然やる気も湧いてきましたし、頭脳も明晰、スタイルも抜群になりました。嘘です。来年は、学内で行われている何とか投票みたいなものも視野に入れて、一風変わったスタイルでおもてなしさせて頂きたいと思います。嘘です。

 

 

批評会のあった金曜日の翌日である土曜に、というスピード更新ワッショイと思われた方、申し訳ありません。今から見てもらう記事は先々週のものになります。面倒くさかったからとかスマホからiPhoneに変えて色々試してたら流し素麺の如く時間が過ぎていったとかではなく明大祭の準備が忙しかったので、今日まで縺れてしまいました。言い訳はこれくらいにして、批評会の報告に移りたいと思います。

 

 


(形式上)今週の批評作品は九楽快さんの『青春の親殺し』(2013夏号)、狛犬さんの『プリズムの色合い』(同)、変念態さんの『夏の本』(同)です。

 

 

青春の親殺し』の質問事項は、特になしです。主な批評内容は以下の通りです。

 

親殺しという強い描写、重い言葉である割には、終わりが呆気なく、尻窄まり。

改行が上手。強調したい文を目立たせる事ができている。

作者の考えがそのまま文章に出すぎている。もっと遠回りを。

登場人物の行動を先に言ってしまうのではなく、後ろから描写していった方が良い場合もある(この作品には当てはまる)。

さっぱりしすぎていて、印象に残りにくい。もう少し読みにくくてもよい。(↔さっぱりしているのが良いという意見も有り)

 

その他に集中した意見としては「可もなく不可もなく」というものが多かったように感じました。

 

 

プリズムの色合い』の質問事項は「文章の重複など、表現上の問題点はなかったか」です。質問に対する批評としては

 

特に問題はない。今までの中では一番良い出来。

大分上達したと思う。独自の表現も見受けられる。

文章単位で見ると、同じことを言っている文が散見される。

 

などがありました。そのほかの批評は、以下の通りです。

 

色々改善されたが、内容は物足りない。(いつものように)挑戦しつつ、これくらいの読みやすさを。

改行があまりうまくない。

主人公が答えを一人で見出してしまって、納得いかない(先輩の必要性)。

先輩と主人公の絵に対する過去や態度の対比がよくできている。

娯楽性は低めだが、味はある。

 

目立ったミスや都合の良い描写などが改善され、文章に磨きがかかったという意見が多かったです。推敲の賜物であるという発言もありました。プラスの意見が比較的多かったですが、狛犬さんの特徴が薄れてしまった、(前作の作風も添えて)作者の進みたい方向がわからないといった意見もありました。

 

 

夏の本』の質問事項は「展開に不自然さは感じなかったか、あればそれはどの辺りか」です。質問に対する返答として、

 

一読して、違和感のあるストーリーではなかった。そもそもこれといったストーリーがない。

 

というものが主だった批評でした。その他の意見は以下の通りです。

 

地の文と主人公の頭の良さが一致しない。

作者名を隠していても誰だかわかる作品。

地の文の手癖が目立つ(いつもよりは癖が抑えられているという意見もあり)。

ラストシーンがよかった。メタなオチは新鮮。

主人公が小学生らしくない。

表現・掛け合いが面白かった。

 

文体の癖についての意見が多かったように思います。ていうか自分の作品の批評をまとめるって最高に恥ずかしいです。

 

 

以上で10月最後の批評会の報告を締めたいと思います。次の記事も、なるたけ早めに書くので、少々お待ちくださいまし。