批評会(10月4日)

今週の報告だと思った? 残念! 先週のでした! 遅れて申し訳ございません。

新学期が始まって色んな事があったでしょうが、記事の方は相も変わらず無能会計が担当します。暇でしたら3秒くらいで流し読みして、どんな批評があったかとか思い出してみてください。

 

今週の批評作品は本田昌さんの『外国人労働研修制度をめぐる(春号掲載)と、矢崎あかさんの『一雫の憧憬(同上)です。それでは、批評内容を報告させて頂きます。

 

 

本田昌外国人労働研修制度をめぐる』の質問事項は「レポートのテーマに興味がわいたか」でした。質問に関連する返答としては

 

テーマへの興味はわいた。ただ、何故このテーマを選んだのかがわかりにくい。

 

というのが主だった批評でした。その他は以下の通りです。

 

問題提起しかされていない。終わりに自分の意見を入れたほうがいい。

劣悪な環境であることがわかっているのに、何故日本に来るのかが明記されていない。

段落が長く、疲れる文章。もっとシンプルに。読みやすさにも気を使ったほうがよい。

相変わらず語彙力がずば抜けている。

読みにくさと内容の難しさが噛み合っていない。

 

問題提起と文章の読みにくさという批評がとても多かったように感じました。法学部の授業レポートということで、そこに詳しい人達からの意見が中心で、いつもと比べると大分厳しめな内容でした。

 

 

矢崎あか一雫の憧憬』の質問事項は「展開で無理矢理だと思う部分、違和感を感じる部分はありますか」です。質問に関連する返答としては

 

展開については特に気にならない。

恋レベル(キスや性行為を考えていない、純粋な恋)を愛レベル(同性愛)まで一気に上げてしまう主人公に違和感あり。年齢を考慮してみると、一層。

丁寧に書いて欲しいシーンも省略されてしまっている。

 

それ以外の主な批評は

 

競泳部を扱いきれていない。綺麗な髪などに、又そのほかにもギミックを盛り込めるはず。

競泳なら嗅覚の情報も欲しい(塩素のにおいなど)。その他にも、食事のシーンの心情を味覚で代替するという方法もあり。どうしても視覚が中心になってしまっている。

文章が上手で読みやすい。

一人称の武器は主人公の感情表現を描写できることなので、もっと入れても良い。この作品は三人称でも可能。

言うつもりではなかった主人公の思いが、段々とせりあがって爆発する様はとてもよかった。

 

などです。他にも、「きもちわるい」の部分を引き立てたかったという作者の発言に対して、「むしろ、きもちわるい、以降の方が目立っていた」という意見がありました。テーマがやや複雑なものなので、意見がわかれるということが多かったように思います。

 

 

以上で報告終了です。次回の記事は、支部長の独犬くんがやってくれるそうです。期待して、更新をお持ちください。