批評会(3月6日)

会計の松葉です。前回の更新から間が空いてしまいましたが、合宿の批評会の報告をさせて頂きます。

 

合宿三日目の批評作品は、狛犬さんの『風が空に還るまで』(2012年度秋号、冬号掲載)、間宮翡月さんの『白い仮面』(2012年度冬コミ号掲載)の二作品です。

 

風が空に還るまで』の質問事項は「つっかえずに読めたか」でした。質問に対する返答として、

余計な文章が多く、テンポが悪い。

三人称パートはつっかえずに読めたが、他がかなりつっかえた。

というような批評がありました。批評会の中では、表現に関しての意見も多く、

レトリックが弱く、同じ表現が繰り返されている(女性の容姿を表す形容詞や、微笑みのバリエーション、など)

テンプレな展開や表現が多く、作者の個性が伝わってこない。

などの発言も見られました。その他には

登場人物の関係の展開が早すぎる。

やりたいこと、言わせたいことが先行しすぎている。

等、やや厳しめの批評が目立ちました。しかし、これだけの文章量を短い期間でかけるのは凄いという話も出ていました。

 

白い仮面』の質問事項は特になしです。主な批評として

文章が読みやすく、完成度が高い。

設定を多く語らないことで、ミステリアスな雰囲気が出ている。

敬体で書かれた地の文が文章にマッチしている。

読んでいて、何となく面白い話。

作者の言いたいことが、若干わかりづらかった。

ディテールに関しての意見として

盗みに入る部分が少し描写不足に感じる。

などがありました。作者の個性が全面に出ていると言う意見もあり、全体としては好評でした。

 

合宿から一ヶ月も放置してしまってすいませんでした。大学初めての春休みということでテンションが上がってしまい、怠けてしまいました。今後は身を引き締めて、色々頑張っていきます。新入生も、それ以外の方も、とりあえず一年間、頑張りましょう。