批評会(11月9日)

どうもお久しぶりです。副長工兵です。

今回は明大祭を挟んで二週間ぶりの批評会でした。

批評作品は多田恵悟「身代わり」とおてんば男「サジタリアス」の2作品。

 

まず多田さんの「身代わり」ですが、三文では比較的珍しい時代小説でした。

質問事項は文中の表現に不自然な点が無かったかでした。

 

批評としては

・きちんと時代小説を書けている

・場面を頭の中でイメージしやすかった

・台詞に現代的な雰囲気が感じられ、台詞と地の分の合っていないところがある

・視点がぶれている

・時代小説としてのセオリーは抑えているが、セオリー通り過ぎてオリジナリティには欠けてしまっている

・もう少し細かい風景や風俗の描写を入れたほうが良い

・「当時の~」など作品に似つかない表現が見られた

・表現が重複している箇所が見られる

といったものがありました。

 

作者は初めてきちん書いた作品がこれだったということで、基本的な文章の書き方のミスも見られましたが、概ね良い評価をもらえていたと思います。

 

次はおてんば男さんの「サジタリアス」ですが、始まる前から作者がすでに次回に向けての決意表明をしていました。

質問事項は分かりにくい表現があったら教えてくださいでした。

 

批評としては

・始まり方があっけない

・人物の描写が足りていない

・作品内でのテンションの落差が激しい

・偽悪者であるはずの主人公からあまり悪意が見えてこない

・余談はカットしても良かった

・きちんと描写されている箇所に関してはイメージしやすかった

・ちゃんと一本まっすぐなラインを通した作品を書け

・(カナチャンを笑わせる話として作者が書き始めたはずなのに)結局笑ってない

・デロリアンを使いすぎている

・後半から作者の疲労感が伝わってくる

・プロットをきちんと書け

といったものがありました。