批評会(10月19日)

はろーえぶりわん。支部長の坂本晴人です。

諸事情より副支部長は来週分に現れる予定です。乞うご期待!

 

今回の批評作品は「夕べの冷えこみ(緑之助太郎)」と「祭囃子が消えるまで(椛滝秋乃)」でした。

質問事項はそれぞれ「特になし」と「10ページ中段29行目の『自己満足的なイタズラ』がなにをしたのかわかったか』でした。

人数は15人弱だったでしょうか。もっと人が多くなればいいなー!

 

 

「夕べの冷えこみ」への批評としては

 

・序盤の説明が長い。

・女の子と幽霊のつながりが薄い。

・起承転結がしっかりしている。

 →言い換えれば物語の構成としては王道。

・文語的な語りが良い。

・三点リーダだけで沈黙を表現するのはやめた方がいい。

 →コメディ調なら大丈夫。

・心情描写・情景描写の量のバランスがおかしい。

・テンションの落差が激しい。キャラの性格がバラバラ。

・オチをぼかしているのは良い。

 

といったところでしょうか。

文章を書くにあたっての細かい禁則への批評は割愛しました(三点リーダは常に偶数個etc.)。

小説というフォーマットで書いたのはほとんど初めてだと仰っていたので、もっとこれからどんどん書いていってくれればなーと思います。

なお、タイトルの漢字だけを読むと……?

 

 

「祭囃子が消えるまで」への批評は

・掴みは非常に良い。

・女の子のあざと可愛さはとてもよく表現できている。

・女の子が来ないシーンでの描写をもっと詳しく。

・姉のキャラがブレている。

・オチが弱い。

・主人公の語彙が豊富すぎる(年齢の割には)。

 

といったものがありました。

 

質問事項への回答としては、多くの人が「鈴を置いた」ことだと分かっていました。

「鈴は二個あったのか?」という疑問が出て来ましたが、それへの回答を作者が閃くことによって作品が完成するという同人作家ならではの面白い現象も発生していました。